「十角館の殺人」を読んだら、自分のにわかミステリー好きが露呈されて、泣きたい・・・

 

ついに、読んだよ!!

十角館の殺人』。

 

もともと好きだったミステリー小説というジャンル。

題名はずっと知っていたの。

でも、なんだか王道すぎて、敢えて選ぶ機会を逃してた。

 

最近、少しずつ読書に充てられる時間が増えてきて、

それでも若い時のようにあれもこれも読めない!と

おすすめのミステリー小説なんかを

YOUTUBEとかでチェックするようになって。

あらゆるチャンネルで推されてる一冊。

これ読まなきゃ、ミステリー小説好きは語れない?!

 

読んだー-----っ!!

 

1980年代に発売された本、というのがポイントですね。

そこから現在に至るまで、

ミステリーの設定や展開の種類も豊富になって、

より趣向が凝らされた本もどんどん発売されて。

どちらかというと、『そっち』の本を手に取る機会が多かったからか

少し、走って読んでしまったかもしれない。

絶対おどろく!話がひっくり返る!!みたいな口コミに

前のめりで、あれやこれや考えすぎました。

もっとドスンと構えて世界観を楽しめばよかったなぁ・・・

 

あぁ。もう読む前には戻れないし。

 

とても読みやすい話でした。

最初、登場人物おおいよ~、あぁ~名前も覚えれない~と

停滞しそうでしたが、話が進みだしたら、

そこからは映像を見るように、最後まで読み進めていけました!

 

なるほど!これが元祖?どんでん返しミステリーか!と

読後は、話の内容やどんでん返しの内容を超える感情が・・・

しみじみ。。。

そして、なんだかわからなかった部分の伏線.(わからんかったんかい・汗)

たちをググらせていただいて、

しみじみ~.

やっぱり、本っておもしろいや。

 

すぐに次の一冊を読みたくなる、

読書モードに引き込まれました。

 

 

【子供が読むなら何歳から??】

中学生くらいからだったら全然読めるんじゃないかな!!

もちろん殺人は起きます。描写ありです。

あと、誰の子供だとか、本当の子供じゃないとか、そういったことが

なんとなく理解できるようになったあとがいいかな。

登場人物が多め+名前もカタカナ、挿絵なしなので、

複数の登場人物が出てくる映像化していない作品を読む経験を

してから読むことを勧めたい!!

 

★以下、ネタバレ含む★

 

【もし実写化したら、、、で考えてみた】

実写化を想定したというよりは登場人物が多めで

特徴がつかみにくいときに、俳優さんを充てながら読むと

キャラクターもつかみやすいし、話の流れも追いやすいので

よくやるんです。

 

エラリィ→岡田将生

ポウ→鈴木亮平

カー→くりぃむしちゅー有田

ヴァン→桐谷健太

ルルゥ→濱田岳

アガサ→広瀬アリス

オルツイ→オカリナ

 

島田潔→やせ型の芸人

河南→若手ジャニーズ

守須→若手ジャニーズ②

中村 紅次郎→歌舞伎俳優

 

後半、雑・・・だけど

話を読み進めやすくするために充ててるだけなので。。

カーとヴァンあたりが似ているような感じで

人物像をつかんで、区別するのが少々難だったのと

河南や守須のキャラクターもいまいち自分の中ではっきり

していなくてぼやっとした印象を持ってた辺り、

うまくやられたなぁ、と改めて妙に感心してしまった!

 

【ネタバレありのひとりごと】

いやぁ・・・

衝撃の一行で、ピンとこなかった己よ。。

ミステリ研究会は、歴代有名な推理作家の名前を

語っているというところから、

おなじニックネームの代違いのキャラクターが出てくるだろうと

推測して読んでしまっていたので。

 

もともと十角館に集まった人たちも、

同級生ではないかも、とか

島の外にいる人たちの中に歴代のメンバーがいるかも、とか

かぶってるニックネームの人が複数宿泊していないかとか

思っていて。

なので、衝撃の一行で、、

えー--っと、いつの代のかな?

じゃあ、館にいるのが先輩??

みたいにトンチンカンなことを・・・

 

その後も、最後に犠牲になったと見せかけて

ヴァンではなく抜け出したのはエラリィの方なんじゃ

ないかとか。

だって、そんなにあっさりやられるキャラなんて思わなかったし。

そこまでで出てきた犠牲者の誰かは

実は生きてました~ちがうひとでした~

中村千織ちゃんの死の裏にはこんなことありました~

思ってた犯人?とちがいましたー。とか、、、

あるんじゃないかなぁとか、怪しみすぎた。

 

肝心の守須=モーリスとおもわせる、とか全然思ってなかったですし、

ルパンの作者とか知らんかったですし、

最後のシーンがいいって、え。なんで、、、

と、きっとわかる人達にはニヤニヤしてしまう仕掛けに

全然気づかずに読み終えてしまった。

 

それでも話は完結してるし、面白かったんだけど・・・

なんだ、この悔しさは。

王道のもの、みたい。

 

見なきゃ。